段ボールのHMDではどうして駄目なのか

VRスマホとHMDゴーグル使用例

スマートフォンでVR体験

 VR(バーチャルリアリティ)の動画をスマートフォンで見るには二つの方法があります。

  • 3D動画仕様のスマートフォン
  • 普通のスマートフォンをHMDで見る。
参考ページ

 私は「普通のスマートフォンによるVR動画鑑賞(HMD)」を始める以前は、「3D動画仕様のスマートフォン」を使用しておりました。10種類程度の3D仕様スマホを中古買いした中から、最終的に満足が得られた機種はHTC EVO 3D(ISW12HT)とAQUOS PHONE102SHでした。HMDが発売される前の時代の話です。
 VR動画が見られる端末は他にも色々あります。詳しくは下記の記事をご覧ください。

3Dアダルト動画入門

HMDの短所

重さがある。

 正直言って一般的なスマホをHMDで装着するよりも3D仕様のスマホを裸眼で(何もつけずに)見たほうが疲れなくていいです。やはりHMD方式は多少の重さはあるので、アダルト動画で一般的な1時間ものでは首が疲れる方もいることでしょう。サングラスのような軽いものを掛けるのとはわけが違いますから。
 つまり普通のティッシュボックス(300枚入り)二個分(400g)にスマホ(200g前後)を加えた荷重600gが顔面から突き出る形で装着されるわけです。何も付けないのと比較すると多少の違和感があります。

面倒なことも色々ある。

 考えておくべきことは他にもあります。HMDを付けるということはアイマスクを付けているのと同じ状態になります。すなわちHMDの中しか見えないのです。HMDを付けたままでオナホにローションをつぎ足すには予め準備が必要です。そもそもオナホの操作自体が手探りになりますので、不便を強いられますね。HMDを付けたままでは飲食するのが難しかったり、トイレに行くにもいちいちHMDゴーグルを外さないといけませんし…。HMDの購入を希望される方はこのようなデメリットを検討事項に加えられることをおススメします。

ホール専用ローション(黄金比率ブレンド)
黄金比率ブレンド

HMDオナニーを快適にする工夫
ローション容器の工夫

 ローションは容器をワンプッシュ・ポンプ式のボトルに詰め替えると扱いやすいです。オススメはホール専用ローション(黄金比率ブレンド)のボトルです。プッシュノズルがオナホの挿入口へ差し込むのにちょうどよい太さです。大きさが手ごろな上に片手で楽々持てる重さ(150g)です。

ローションの工夫

アストログライド・レギュラー
アストログライド

 潤滑力の持続すなわち「乾きにくく長持ちするローション」を使うことにより、注ぎ足すことなく長時間のHMD鑑賞に集中できます。その代表格としてポリクオ系ローションのアストログライド・レギュラーが真っ先に挙げられます。また、前述のホール専用ローション(黄金比率ブレンド)もアストログライドほどではないものの、乾きにくく長持ちするという定評があります。

置き方の工夫

 オナホールとローション等々一式を使いやすくまとめておくとHMD装着中でも使用しやすいです。画像は私が実際に使用しているバスケットです。
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 一応名器の品格程度のサイズまで入ります。ティッシュボックスも一緒に入れて使っています。普通のセックスと同じ流れで@フェラチオ(フェラホール)Aマンコ(オナホール)の順番で使用しますが、フェラしている間にオナホウォーマでマンコを人肌に温めておきます。ローションは使う直前に注入しますけれど、道具をコンパクトにまとめておけば一連の作業がやりやすいです。
 なお画像では見えませんが各仕切りごとに水切り用の穴が底に開いています。この手の収納ケースは中々ないと思われますが、要はオナホールを決まった場所に立てておくと視界が不自由でも扱いやすいということです。ある程度の重量があってオナホを立てかけても倒れないもの、例えば陶器製のマグカップ(BIGサイズ)は使えることでしょう。
オナホの置き方の工夫例

HMDの長所

独特の没入感

 HMDの良いところは装着すると周囲が見えなくなるので、動画の世界に没頭できることです。目の前に画面があるので迫力も凄いです。立体的に女優の顔が接近してくるとか、69でオマンコが顔面に迫ってくる等々・・・。HMDなら思わず舌先を伸ばしたり顔を近づけようとしてしまいますね。二次元動画とは異なる臨場感が体験できます。これが3D仕様のスマホであるなら、「おお、立体的やなあ!」で終わるのが関の山でしょう。
 巨大な3D画面がなくても近似的に作り出せる臨場体験。これはHMDならではの没入感であり他の方法には代えがたいものがあります。

手軽さ

 自分の所有するスマホに「3Dスマホと同様の機能が付加できる」という手軽さは特筆に値します。3D仕様のスマホは絶滅に向かっていますから、HMDはVRユーザーの救済につながっています。しかもローコストで始められるとなっては正に「救いの神」といえるでしょう。

HMDレビュー

段ボール(厚紙)HMD体験

 私にとっての3D仕様ではない「普通のスマートフォン」によるVR動画鑑賞は、チープな段ボール製のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)から始まりました。紙製ではあるものの頭に固定するベルトが付いたハンドフリーな仕様のものです。ただし便利な機能はまったく付かない原始的な物なので使い勝手は良くありません。音量調節するときにはHMDをいったん外してスマホを操作してまた装着するといった具合。この作業も慣れればたいしたことないのですが、それよりも肌に触れる部分が気になりますね。
 顔に当たる部分にクッションが無いので接触面は厚紙の端っこというかエッジ状で肌に少々食い込みます。とにかく付け心地が悪く長時間装着するには不向きです。結局はローションが付着して汚らしくなったのがきっかけで買い換えました(紙製だと洗浄できません!)。無修正物で気に入ったVR動画が出始め使用頻度が高くなりましたから、製品レビューを読んだ末に自分に合った装着感を得るため高額なものお手頃価格のもの激安物の3点を買いました。

オススメのHMDとは・・・
装着感は譲れないポイント

 HMDを選ぶ際には装着感が最も大事なポイントです。VR感はその次に大事ですが、実際のところどんな安物HMDであってもレンズや広角により少々違いはあるものの、それなりにVR感は出るものです。でも装着感だけは快適でないと見ようという気持ちが萎えるのでダメです。何十分も心地悪さを我慢しながら見るのはナンセンスです。その点で段ボールHMDは最悪です。メーカーの宣伝を読むと機能を重視したくなると思われますが、極論すると機能が多少不便であっても大勢に影響はありませんね。慣れてしまえば一緒です。
 HMDは肌に付ける意味では肌着と一緒なので、装着感を吟味するに越したことはありません。ただし靴とか衣類と同じで実際に使ってみないことにはわかり難いものです。

装着感の見極め方

良い例

 衣類のように実際に試着できればいいのですが、通販でもリアル店舗であっても開封してスマホを入れて試用することはできません。なので通販サイトの商品説明・質問等や画像から判断するためのポイントを解説します。
 額とか頬に当たる部分の素材が柔らかく十分な厚みがありグラグラせず、それでいて通気性も確保できている構造のものが良いです。動画を再生しているだけでもスマートフォンはけっこうな熱を持つので、ある程度の通気性が無いと1時間程度の鑑賞においても途中で汗で蒸れてレンズが曇ったりします。画像はクッションが厚みのあるウレタンで固定も確かです。カバー素材に通気穴がありクッションのない鼻部からも通気が確保されている良い例です。
 HMD選びは所有するスマホが入る寸法かどうか、さらに顔のサイズとの整合確認をしておくと安心でしょう。私の行きつけの通販サイトだと実測の寸法が明記されているので便利です。
 私が買った3点のうちで「激安物」は装着感・VR感で劣るのが比べるとはっきりわかります。比べなければ「こんなものかな」で納得してしまうでしょうけれど。それ以外の2点の商品は機能がたくさんついているのでたしかに便利なのですが、Bluetoothリモコン以外の機能は使用頻度は高くありません。連動機能については慣れてしまえば手動でA10サイクロンSAを操作したほうが融通が利きますので「どちらでもよいかな」という感じです。そういうことよりも装着感が良い点で満足度が高いです。

Pico1S VR BOX DPVR-4D

訳ありHMD(Pico1)

評価:★★★★★

 

 付け心地良好で機能的にも充実しています。そのままでBluetooth接続がOK。Androidに対する型式が古いですが、VRだけ利用する(リモコンは使わない)のであれば全く問題ありません。高級品の激安販売というところですね。
重量350g

VR BOX

評価:★★★★☆

 

 快適さや機能は高級品には劣るものの、激安なのが取り柄です。たとえ部品が壊れても、丸ごと買い換えればいいので気が楽です。VR見るだけならこれで十分だと思いました。
重量400g

DPVR-4D

評価:★★★★☆

 

 スマホをセットしなくてよい「モニター&ハードウェア一体型」のHMDです。快適さと機能は申し分ありません。しかしながら、一体型にしては対応するアプリの数が少なくて、汎用性に乏しいと感じました。特にカリVRが見られなかったのが、残念でした。コンテンツとしてポケットVR 見放題+30のみを利用される方であれば、最強だと思います。
重量410g

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